ぐれ坊の趣味の部屋

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マレー半島 2日目:シンガポール

バックパッカーのバイブル「深夜特急 沢木耕太郎著」を再読し、マレー半島を旅したくなった。もっとも、著者は鉄道での横断旅行だったが割ける日数を考慮すると鉄道は効率が悪く、高速バスとLCCを使っての横断とし、このGWに8泊9日で旅して来た。

 

旅の2日目は、シンガポール市内。 

 

シンガポール共和国

通称シンガポールは、東南アジアの主権都市国家かつ島国である。マレー半島南端、赤道の137km北に位置する。同国の領土は、菱型の本島であるシンガポール島及び60以上の著しく小規模な島々から構成される

同国は、北はジョホール海峡により半島マレーシアから、南はシンガポール海峡によりインドネシアリアウ諸島州から各々切り離されている。同国は高度に都市化され、原初の現存植生はほとんどない。同国の領土は、一貫して埋立てにより拡大してきた。

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目次

  • スケジュール 

1日で全ての観光地を巡るのは無謀と言うか無理。行きたい場所を幾つか選び、MRTを駆使しながら観光した。因みに、MRTは利便性が極めて高く切符の購入等も簡単便利。シンガポール市内の観光では、MRTの利用をお勧めする。また、食事は安い、美味い、早いの三拍子揃ったホーカーズを利用した。

 

  <午前>

・MRT Raffles Place 周辺

              ↓ 徒歩  20分 *タクシー利用を進める

・China Town 

    ↓ 徒歩 5分

Maxwell Food Center (昼飯)

    ↓ MRT

<午後>

・MRT Bugis周辺 

             ↓   MRT

・MRT Bayfront周辺 

            ↓ 徒歩 15分

・Lau Pa Sat  (夕食. ホーカーズ)

 

  • MRT Raffles Place周辺

Raffles Place周辺は、高層ビルが立ち並ぶオフィス街。これぞ、The Financial City を感じさせる。

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もっとも、周辺を流れるシンガポール川沿いは遊歩道が整備され散策し易い。又、英国統治時代の歴史的建造物やホテルも建ち並び、近代と現代が見事に調和されている。優秀な頭脳を持っているならこの様な処で働いてみたいものだ。笑)

 

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さて、シンガポール観光の定番且つ世界三大がっかり名所の浮名の高いマーライオンは、このMRT Raffles Place周辺 から徒歩で10分ほど。で最初に現れるのは、ミニマーライオン

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ミニマーライオン

お次は、正真正銘のマーライオンと探すが見当たらない。果て? もしや? これ?

そう只今現在、マーライオンは修復中。正に、がっかり… 涙))

 

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  • China Town周辺

Raffles BayからChina Town迄は徒歩20分程だがシンガポールは暑い。この日は小雨で歩き易かったがそれでも汗が吹き出る。素直にタクシーかMRTで移動するべきだった 

さてこのチャイナタウン周辺、シンガポール多民族国家で有る事を強く感じる街だ。街の名は、中華街だが同じ通りにヒンドゥ教、イスラム教、仏教、中華系寺院が並び言語、風習、思想、肌の色の違う人々がそれぞれ熱心に参っている。が、当然皆シンガポール人。単一民族国家の日本では考えられない風情。正に、人種の坩堝を感じる。

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  • 佛牙寺龍華院

そんな寺院を巡って最も興味深かったのは、佛牙寺龍華院。

寺院で有りながら、博物館も兼ねており見学していて楽しい。しかも無料。4階建で上から下迄見所満載。 お勧めしたい。 

http://www.btrts.org.sg/index.php

 

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佛牙寺龍華院

日本人的には、矢鱈に派手で侘び寂びは全く感じられない。仏像も様々で宗派としての拘りすら無いが、其処は金融の国/多民族国家シンガポール。寛容に全て受け入れる文化なのでしょうか。相応しい気がした。

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 2階、3階には世界中の仏像が展示されている。タイ、ミャンマーチベット、インド、台湾、日本、etc.  こんな寺日本に絶対無い。

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  • スリマリアマン寺院

佛牙寺龍華院と同じ通りで徒歩5分程の所に、ヒンドゥー教寺院が建っている。

ヒンドゥー教の寺院はまた違う意味で派手。神様に愛嬌が有り、アニメの世界から飛び出して来た様な感じで何かのテーマパークの様。宗教的な神秘性とか尊厳とかは全く感じない。不謹慎なんでしょうが。 笑)

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  • ジャマエ モスク

更に、同じ通りにシンガポールで最も古いとされるジャマエ・モスクが建っている。南インドから移民したイスラム教徒によって1826年に建てられたその寺院は、ミントグリーンの爽やかな色をした外観が特徴的で国の重要記念建築物に指定されているとの事。

中では、子供達が熱心に勉学に励んでいた。

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  • Maxwell Food Center(ホーカーズ)

@ホーカーズとは

ホカーズとは小さな飲食店が集合した施設で露天商、屋台街のことで、自炊する習慣の無いシンガポール人にとって必要不可欠な食事場所。

安い、美味い、早いの3拍子揃っており手軽で便利。気になる衛生面もシンガポール政府が管理しており不安視する必要は無い。ただし、お洒落レストランや潔癖症の人、相席等が苦手な人にはお勧め出来ない。またクレジットカードは使ないので要注意。

 

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Maxwell Food Center


 

  昼食は、チャイナタウンから徒歩5分程にあるMaxwell Food Center。

どのガイドブックにも必ず紹介されている超有名店 天天海南鶏飯のチキンライスを食べようといざ参じたが、順番待ちで大行例。並ぶのが大嫌いなので、あっさりパス。 

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天天海南鶏飯の行列

3軒隣の「阿仔 海南鶏飯」でチキンライスを食べる事に。此方は、驚くほど人が並んでいない(と言うよりいない)が、調べてみると天天海南鶏飯で修行した人が開いた店との事なので、同じであろうと勝手に解釈。昨日、飲めなかったビールも飲んで十分満足な昼飯だった。 *チキンライス&スープ付き S$5 (約400円)

 

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  • MRT Bugis周辺

 ブギスは、見所が多い街だ。アラブストリート、サルタンモスク、リトルインディア、ハジレーン。異国情緒を強く感じる。シンガポールを訪れたらこの街を訪ねて欲しい。

 

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  • アラブストリート

ブギスでは、MRTから徒歩10分程度のアラブストリートを目指した。エキゾチックな通りでイスラムを感じさせるレストランや土産物屋が並んでいる。ペルシャ絨毯、トルコランプ、陶器 見ているだけで楽しい。

 

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  • サルタンモスク

アラブストリートの先には、シンガポール最大のサルタンモスクが在る。黄金に輝くドームは美しく訪れる人を魅了する。中では結婚式をしていたが新郎新婦の幸せそうな笑顔が印象的だった。

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  • ハジレーン

 ハジレーンは、アラブストリートの直ぐ南側の細い裏路地だがアートで個性的な通りは、アラブストリートとは全く別の印象を受ける。バーやカフェが立ち並ぶこの通りで一息入れた。

 

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ハジレーンのカフェ
  • MRT Bayfront周辺

ベイフロント周辺には、今やシンガポールのランドマークとなっているマリナーズベイやガーデン バイ ザ ベイが建ち並び、観光客も多い。 マリナーズベイのショッピングモールは空港の様な作りで圧巻だった。カジノも併設されている。夜景もGood ! 

 

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  • ガーデン バイ ザ ベイ

 人工的な植物園だが素晴らしい。中でもスーパーツリーは近未来的で印象的。特に夜はライトアップショーも開催されるので是非、観ておきたい。音楽に併せてライトアップする姿は幻想的で魅了する。因みに、入場料も閲覧料も要らなかった。

 

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  • Lau Pa Sat (ホーカーズ)

夕食は、MRT ラッフルズプレースから徒歩5分程の Lau Pa Sat。夕刻より屋外にサテー屋台が現れる。セットメニュー(所謂、串盛り)が準備されており、注文は簡単。

一人で気楽に楽しめる屋台は、旅に欠かせない場所だ。

 

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サテー
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安全で交通の便も良く食事も美味い。英語が通じるので至便性も高い。物価が高いのは仕方ないが、海外旅行に興味の有る方や女性、家族連れにはお勧めしたい。又、駐在するにも良い場所と感じた。但し、旅慣れたバックパッカーには人気が無い理由も分かる。 あくまでバックパッカーな目線で5段階評価してみた。

 

安全性:  ★★★★★ (日本並み)

交通利便性:★★★★★ (MRTは、安くて便利)

食事:   ★★★☆☆ (ホーカーズを利用すれば、コスパは良い)

ホテル事情:★☆☆☆☆ (ニューヨーク並みに高い。)

見所   :★☆☆☆☆ (遺跡や自然に乏しい。ショッピングに興味なし)

 

総合評価: ★★☆☆☆

 

 @マレー半島の旅 3日目は、

  シンガポールから高速バスでマラッカ(マレーシア)を目指した。