マレー半島 4日目:マラッカ
バックパッカーのバイブル「深夜特急 沢木耕太郎著」を再読し、マレー半島を旅したくなった。もっとも、著者は鉄道での横断旅行だったが割ける日数を考慮すると鉄道は効率が悪く、高速バスとLCCを使っての横断とし、このGWに8泊9日で旅して来た。
旅の4日目は、マラッカ(マレーシア)
@マラッカ
ムラカ(ラテン文字:Melaka、ジャウィ:ملقة)は、マレーシアの港湾都市。マレー半島西海岸南部に位置し、東西交通の要衝マラッカ海峡に面する、ムラカ州(マラッカ州)の州都で世界遺産の街。
目次
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海峡華僑宝石博物館
マラッカ貿易で莫大な資産を築きあげたババニョニャ達の豊かな暮らしぶりを垣間見る事の出来る博物館。宝石や服飾等の展示がメイン。ヒーレンストリートに面しており、ホテル プリ メラカの直ぐ横。オランダ広場から徒歩 7分程。マレー系の可愛い女性が付き添いで展示内容の説明をしてくれた。
http://www.straitschinesejewellerymuseum.com/
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オランダ広場
マラッカ川沿のオランダ広場は、観光の起点。オランダ統治時代の建造物が建ち並ぶ。此処からド派手なトライショーに乗って楽に観光するも良し
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スタダイス(マラッカ歴史博物館)
オランダ統治時代の建物で旧総統邸で、今はマラッカ歴史博物館になっている。ポルトガル、オランダ、イギリス其々の植民地時代、日本軍占領時代そしてマレー連邦独立までの歴史を展示している。歴史的事実を淡々と紹介してた。
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セントポール教会跡
オランダ広場からの丘を登ると、セントポール教会に辿り着く事が出来る。
先ずは、日本含めアジア諸国で布教活動し歴史の教科書でもお馴染みのフランシスコザビエル像が出迎えてくれるが、この像 右手が無い。
ザビエルは、中国で病により没し此処マラッカに移送された後、右手のみ切り落とされ本国ポルトガルに送られたとの事だが、この像もさる嵐で偶然にも同じく右手を切り落とされたとの事。 さて、真相は如何に?
教会の内外には、当時のポルトガル人の墓跡が立て掛けられている。
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サンチャゴ砦
丘を下ると、サンチャゴ砦。 ポルトガル統治時代、外洋からの攻撃に対応する為に敷設された砦で当時は、高い塀で囲まれていたとの事だが、現在は一つの門と大砲が残されているのみ。
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海洋博物館
サンチャゴ砦から、徒歩 8分くらい。ポルトガル大航海時代の交易船(再現)が見えるので直ぐ分かる。船内には、当時の貿易の様子を展示。
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マラッカ川沿い
川沿の遊歩道は、ポップでアートな通り。
更に、夕方からはレストランや個性的なバーもオープンする。バーは、其々にテーマがある様だ。 レゲエ、ロック、ジャズを巨大な音量で流すミュージックバーやスポーツバー、煙物等。気に入った店で一息入れるが良い。
この日は、この川沿でタイ料理を満喫。
その後、大好きなギネスで1日を締めくくった。
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マラッカを訪ねての所感
世界遺産の街だが、観光は一日有れば十分。物価は安く食事も美味い。英語もほぼ通じるので至便性も高い。(中国語が話せたら更に便利)治安も良いしホテル代も安い。但し、旅慣れたバックパッカーには物足りなさを感じるかもしれない。が… 沈没地には向いてる気も。
@沈没 (バックパッカー用語)
余りの居心地の良さに、バックパッカーが長期に滞在してしまう事を沈没その場所を沈没地と言う。沈没地となる基準は、先ずは物価が安くて食事が美味い所。長く沈没する最低条件。他は、人々が親切とか治安が良いとか世界中の旅人が集まり情報を入れ易いとか。 有名な沈没地は、バンコク(タイ)、カトマンズ(ネパール) etc
@バックパッカー視線で5段階評価
治安: ★★★★☆
交通:★★☆☆☆
食事:★★★☆☆
宿泊:★★★★☆ (コスパ良し。但し、激安宿は無い)
見所:★★☆☆☆ (1日有れば十分)
総合評価: ★★★☆☆
@マレー半島の旅 5日目は、
マラッカから高速バスでクアラルンプール(マレーシア)を目指した。