ぐれ坊の趣味の部屋

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インドでわしも色々あった〜 回願録:ヴァーラーナシー編

 中国の旅を終え、バックパッカーに目覚めた若かりし頃、旅本を読むのが何よりも楽しかった。そして3冊の本に出会う。

 

  1. インド放浪:藤原新也
  2. 河童が覗いたインド:妹尾河童
  3. インドでわしも考えた:椎名誠   

 

インド凄えな〜 面白そうやな〜 行くしかないな〜しかし、憧れたその地で騙され、ラリれず散々な目に遭った。そんな色々あった「ヴァーナーラシーの旅」を回願してみようと思う。

 

DATA 
国名:インド  ヴァーナーラシー

ヴァーラーナシーVaranasi、वाराणसी vārāṇasī)は、インドウッタル・プラデーシュ州ヴァーラーナシー県の都市。同県の県都でもある。人口は約120万人(2011年)。

ガンジス川沿いに位置しヒンドゥー教の一大聖地として、インド国内外から多くの信者、巡礼者、観光客を集めるインド最大の宗教都市である。街の郊外には、釈迦が初めて説法を行ったサールナート鹿野苑)がある。 また古くは「カーシー国」とも称され、波羅奈国とも称された。ヒンドゥー教仏教の聖地として重要な都市。

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目次

 

  • インドで奴は騙された

旅した連れは、音楽好きで学生寮ではいつもエレキを弾いていた。そんな彼がシタールが欲しいと言い出したので買いに付き合った。
シタールヒンディー語:सितार、英語:sitar)は、北インド発祥の弦楽器。民族楽器の一つ。伝統的なシタールは19で、棹は長さが約90cmで約20個の金属製のフレットが結びつけられている。フレットの上には約7本の金属製の演奏弦が張られており、左手の指で弦を押さえミンドという奏法(チョーキング)により1フレットにつき4-5度音をだす。右手指先に付ける金属製の爪のミズラブ(ミズラーブとも呼ばれる)で弦をはじいて演奏する(撥弦楽器)。フレットの下には約12-16本の共鳴弦が張られている。
そのため、ギターと似たような仕様で作られているエレクトリック・シタールとは、趣きの異なるものである。
 

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値段は、正確には覚えてないが、「えっ本当に買うの?」 位の額だったと思う。
嵩張り持って帰れる様な代物では無く送って貰う事にしたが、空輸は高いので船便で送るから楽しみに暫し待てとの事だった。
 
因みに、この友人とは年に何度か飲みに行くが、その際、常に確認する事がある。「シタールは、無事届いたか?」そしてその答えは、何時も決まっている。「今、インド洋を出た所。暫し待て。」せめてマラッカ海峡位は、超えて欲しい。長過ぎる旅だ。
インドで奴は、騙された。
 
  • インドでわしは、ラリれんかった

ドミでは出会いも会った。オーストラリア人のパーマっ気金髪長髪野郎は、常にクルタ&パジャマ姿。文字通りのヒッピーで何時もギターを弾いていた。フィッシャー(魚師)してたが嫌になって飛び出したらしい。

 

日本人も居た。住込みで働ける期間工等で定期的に金を貯めては、アジアを旅して金が無くなれば、日本に戻って仕事をするとの事だった。

放浪人と称しよう。

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ヴァーナーラシーのドミトリー

そんな二人には、ある意味お決まりで共通の楽しみが有った。ハッシシ(大麻樹脂)・ ガンジャ大麻)…  ある日の夜、そんな二人に誘われた。一緒にやろうぜ!

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ハッシシ(左)、ガンジャ(右)

 

ハッシシ(大麻樹脂)は、消しゴムの様に弾力が有る。これをパチンコ玉位の大きさに丸めて、尖ったペン先に突き刺し火で炙って指でシゴいてパラパラにする。

次に、普通の紙煙草から葉っぱだけを取り出し、パラパラにしたハッシシと混ぜて再度、紙煙草に詰めて吸う。吸い方は、思いっきり肺に煙を貯め込めゆっくり吐く。

 

フィッシャーマンと放浪人は、既に何処か遠くの彼方にTripしている。気持ち良さそう。凄えな〜 しかし自分は、何処にもTrip しない。何も感じない。逆に気分だけが悪くなって来た。 もう二度と吸いたくない。こんなモノ何処が良い?    そう、

インドでわしは、ラリれんかった。

 

  • インドでわしは、沐浴した

 ガンガーは、聖なる川だ。ヒンドゥー教では、そんなガンガーで沐浴すれば、罪を流し功徳を増すと信じられている。そしてその最大の聖地がヴァーラーナシーである。しかし、ウブな体の日本人に沐浴は相当ハードルが高い。 

汚染レベルが尋常では無いからである。

ガンジス川の汚染

ガンジス川の豊富な水は様々な用途に使われているが(「経済」を参照)、両岸には上水道下水道が未整備の地域が多い。また宗教上の理由からトイレを設けない家庭も多く、河川周辺での屋外排泄を行う人口も多いことなどもあり水質汚染が進んでいる。2007年には世界で最も汚染された5つの河川となり、ワーラーナシー付近での大腸菌レベルはインド政府の定める基準の100倍にまで上った。汚染は人間だけでなく140種の魚類や90種の両生類、絶滅危惧種ガンジスカワイルカなどにも大きな影響を与えている。またこの汚染は、ガンジス流域に住む4億人の健康にも多大な悪影響を及ぼしている。この膨大な人口から排出される下水や化学物質、ゴミがさらに汚染を深刻化させている。川の周辺に住む多くの貧困層が川の水を直接、食事や洗濯、風呂に使用することで健康上の被害はさらに拡大している

ガンジス川には、抗生物質抗菌薬を濫用した人間・家畜排泄物が流れ込むため、それに混じった耐性菌によると見られる病気が近年増えている

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 沐浴場は、人で溢れていた。

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そして熱心に沐浴をしていた。

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沐浴

しかしその水は、本当に汚い。 躊躇いながらも石畳の階段を下り川に足を付けると苔なのか何なのか得体の知れない粘着質の物体が、足裏に粘りつき寒さを覚える。

気持ち悪過ぎる。こりゃもう思い切って入るしかない…。。 という事で、沐浴と言うより泳いで来たが相応しい。しかし気分的には、

インドでわしも沐浴した。 

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尚、余談だがその後下痢にも赤痢にもならず蟯虫も出なかった。 笑)